〔001〕久斗山 (671m)

兵庫県香美町香住区余部

2009年10月18


兵庫100山に戻る

期待はしなかったが
  期待はしなかったが、期待しない以上の期待外れの山だった。
今日は日曜日なのに山中では誰とも会わず、下山した時に一人、
これから登るハイカーが居た程度だった。 これからも兵庫100山に行くと思うが、こんながっかりが続くんだろうなー。
下山後は観音山に行く
  元々予定していたのだが、口直しに浜坂の観音山に行く。
ここも登山口がどこにあるのか判らず、周辺を探す羽目になる。
標高差:567m
Road Map :兵庫県の最北端、余部の鉄橋から林道に入りアセビ谷甌穴公園に至る。
Route Map:尾滝尾根から蓮台山、カサハ久斗山を経由して久斗山に登り、カサハ久斗山に戻り中央尾根を下る。
兵庫100山』  終始展望の無い薮山だった。     
登り:2時間28分
甌穴公園 でべそ おおかみ岩 蓮台山 展望台 カサハ山 展望台 久斗山
7:00 7:37 8:02 8:14 8:34 9:18 9:24 9:28
下り:1時間44分(カサハ山からは1時間12分)
久斗山 カサハ山 甌穴公園
9:29 10:01 11:13
  新しく制定された兵庫100山は兵庫50山に漏れた山を加えただけなので、感動を誘う様な良い山がある訳がない。 判ってはいるのだが制定されると何故か登ってみたくなる、そしてやっぱりなーと帰ってくる。
くとさん
”甌穴公園”の広場。 地図もガイドブックも持たないので登山口が判らない。 下山後、草生した林道を進めば中央尾根の登山口と判ったが、車で林道を更に進み ”蓮台山”の登山口を確認出来たので、広場に戻り、7時丁度に登り始める。 黄色矢印方向は立派な道が着いているが、滝の上で終わっている様だ。
林道を舗装路から地道に入り上り詰めていくと ”甌穴公園
に着く。 甌穴公園は広場になっており小さな滝の前にはベンチ
が設置してあるが、雰囲気は暗い。 林道は更に延びている。
この時点では ”甌穴”が読めなくて甌穴を見に行くことはしな
かった。 ”おうけつ”と読めていれば見に行ったのに。
”甌穴公園”林道を200m歩くと”尾滝尾根”取付きの登山口に着く。ここには車2台程の駐車スペース有り。
予定では中央尾根の往復であったが、中央尾根の登山口が見付けられなかったので尾滝尾根から登り下山時に見付けることにする。
登山口には”あと1.5km”の表示があり、25分程登って”そろそろ半分は来たかなー”と思った時、”あと1.1km”の表示が出て来た。あれだけ頑張って登ったのに400m進んだだけ、がっくりである。
尾滝尾根はのっけから急登が続き、ここを下りにしなくて良かったと思ったが、中央尾根の方がもっと急登であった。登山道はしっかり付いているが、展望はまったく利かず、黙々と登るのみ。
樹林間からカサハ山の見える所を探しながら登っているが、
良く見えてこの程度。 まったく展望の利かない尾根道だ。
尾滝尾根はかなりのヤセ尾根を歩いているのだがブナが茂りヤセ尾根を歩いている感じはまったくない。ブナ、雑木がなければ凄いヤセ尾根になると感じる。
登り中、見れる景色は小木のブナ林のみ。
相当な急登が山歩きをしている感じを増長させてくれる。
登り続けること59分にて初めて ”尾滝尾根”の表示が出てくるが、
実はどこからどこまでが ”尾滝尾根”なのか判っていない。
”蓮台山まで450m”の表示があり、ここからは穏やかな登りとなる。
写真では判り難いが、岩の下には人が入れる程の空洞があり、ここにオオカミが住んでいた、熊が住んでいたのこじ付けだと思う。
表示には”熊岩”となっているが”オオカミ岩”が一般的な様だ。
1時間02分にて”オオカミ岩”に着く。何の変哲もない大きな岩があるだけで、謂れは岩の下にある空洞にあるのだろう。
1時間14分にてびっくりする程、展望とピーク感の無い
蓮台山”(628m)に着く。 小さい木製の椅子が3ヶあるだけ。
落書板があったので”最低の山頂”と
落書きさせて頂きました。
”蓮台山”を過ぎると小木のブナが茂り、
まったく展望の利かない穏やかな道が続く。
展望のまったく利かない尾根道であったが、”展望台”なる表示があった。 少し木立に隙間があり、一升瓶のプラケースを針金で樹木に括り付けてあった。一応、箱の上に立ってみるが、すごいもやの中、遠くに山並みが見えているだけだった。
各有名山が見えている様であるが、
見てもしょうがない距離にある。
展望台からはこの程度です。展望台から進むとヤセ尾根になっていたが、両側に樹木が生茂りスリル感、高度感はまったく無しだった。もし、はげ山ならすばらし道になっていたと思う。
前方に”カサハ久斗山”が見えてきたが、見える場所を探してこの程度、樹木に邪魔されずに見える場所はなかった。
2時間18分にて”カサハ久斗山”(650m)に着く。一般的にはここを”久斗山”としている様だが、”蓮台山”と同じく、ピーク感も展望もまったく無い。ここにも木製の小さな椅子が置いてあった。ここに中央尾根の下山口があったが、三角点のある”久斗山”まで足を伸ばしてみる。
カサハ山からコルに下り、登り返して二つ目の展望台を過ぎると”久斗山”(671m)に着く。3ピーク共、揃えた様にピーク感と展望のまったく無い薮山であった。
”久斗山”からは余部に抜ける尾根道がある様だが、車まで相当の一般道歩きがある様なので、カサハ山まで引き返し、中央尾根を下ることにする。
二つ目の”展望台”も一つ目と同じでプラケースが置いてあるだけだった。
期待した余部鉄橋の展望も木立の隙間を探して探してこの程度。
しかも余部鉄橋は架け替えで工事中。
”カサハ久斗山”に中央尾根で下山しようとすると、こんな注意書きがあった。これは面白そうだ、期待をしつつ尾根に入る。
左の注意書きに続いてこんな注意書きもあった。
片や”悪路”、片や”道もありません”少しは
統一しとけよ。
注意書き通り凄まじい下りが続き、踏み跡もほとんど無い、尾根筋に忠実に下りて行かないとコースを外してしまう。現に谷筋に誘い込まれてしまい、登り返して尾根筋に戻った。登りはどんどん登れば良いが、下りは尾根を外れない様に気を付ける必要がある。
倒木、茂ったシャクナゲで踏み跡がなくなるのは度々あり、
今日の山歩きでは一番面白かった。最後は道を見失い薮扱きで
沢に下りると目の前に車があった。飛ばしたつもりであったが、中央尾根の下りだけで1時間12分掛かってしまった。
下山を終えてから駐車場奥の滝を見に行くが、
滝と呼べる程のものではなかった。